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株式会社 荏原製作所

Q&A荏原ポンプHPF型についての良くある質問


荏原ポンプ総合案内ページへ

荏原ポンプユーザー様からの、故障やメンテナンスについて良くある質問をご紹介いたします。


こちらのページでは荏原ポンプHPF型の故障診断や
メンテナンス方法についてご案内しております。
故障かな?と思われた時にご参考になれば幸いです。


  目次

HPF型の基本情報、故障原因と対策、メンテナンスについて
HPF型の標準仕様
HPF型の仕様表
HPF型の銘板の見方
HPF型各部の名前と役割
故障かな?と思ったら
 ①修理を依頼する前に確認すること
 ②異常表示、保護動作
 ③異常診断表
故障時の対策、メンテナンス方法など
 ①日常の点検
 
②HPF型の消耗部品 交換目安について

荏原ホームポンプ・エバラフレッシャーミニ 変遷(へんせん)表
荏原製作所営業所(問い合わせ先) 一覧のページ
新/旧汎用製品(汎用ポンプ、汎用送風機)の取扱説明書リンク集
荏原製作所 メーカーサイトリンク
HPF型 機種一覧 (各機種の部品をご提供しております)
HPF型取扱説明書 pdf(909Kb)



  HPF型の基本情報、故障原因と対策、メンテナンスについて
■HPF型の基本仕様
設置場所 屋内・屋外 ※1
取扱液 清水 0~40℃ ※2
最大吸上げ高さ -8m(20℃)
許容押込高さ 10m
ポンプ 形式 渦流ポンプ
軸封 メカニカルシール
軸受 密封玉軸受
主要構成
材料
ケーシング CAC406(鉛除去表面処理)
ケーシングカバー CAC406(鉛除去表面処理)
羽根車 CAC406(鉛除去表面処理)
主軸 ステンレスSUS304(接液部)
ユニットベース 合成樹脂
吐出し管 CAC406(鉛除去表面処理)
電動機 DC ブラシレスモータ(全閉防まつ形)
制御盤 制御方式 インバータによる推定末端圧力一定制御
表示/スイッチ 電源/異常/設定圧力 表示灯、運転-停止/圧力設定 スイッチ
電源 ※3 単相・100V(50/60Hz)
三相・200V(50/60Hz)
圧力タンク ダイヤフラムタンク(1L)

※1 周囲温度-5~40℃、相対湿度 85%以下で結露なきこと、標高 1000m 以下、腐食性及び爆発性ガス、又は蒸気がないこと。
   ただし、高温連続状態の使用では、コンデンサの寿命が短くなる場合があります。

※2 清水とは、水道水、工業用水又は井戸水で、水温 0~40℃、pH5.8~8.6、塩素イオン濃度200mg/L 以下及び
   遊離残留塩素濃度 1mg/L 以下のものを意味します。

※3 電源電圧変動:±5%以内 電源周波数変動:±2%以内 電源電圧と周波数の同時変動:双方絶対値の和が 5%以内
   相間電圧アンバランス:2%以内(三相機種の場合)

■仕様表
口径 機名 呼び
出力
(W)
相・電圧
(V)
要 目 最大
吸上げ
高さ※1
(m)
始動
揚程
※2
(m)
許容
押込
高さ
(m)
停止
水量
(L/min)
圧力タンク
給水量
(L/min)
全揚程
(m)
容量
(L)
封入圧力
(MPa)
20
(Rc3/4)
20HPF0.15S 150 単相
100
15 24 8 13 10 3 1 0.06
{0.6kgf/cm2}
25
(Rc1)
25HPF0.25S 250 25.5 26 15 0.09
{0.9kgf/cm2}
32
(Rc1 1/4)
32HPF0.4S 400 32 29 18 0.12
{1.2kgf/cm2}
32HPF0.4 三相
200
32HPF0.75 750 49 32 21
※1 ポンプの吸上げ高さは、水温 20℃にて表示しています。高温になると揚水しない場合があります。

※2 圧力設定「低」(適切な吸込水位:-8m~+10m)の時の最大押上げ高さを示しています。
圧力設定「中」(適切な吸込水位:-5m~+10m)の時の最大押上げ高さは(表の値+3m),
圧力設定「高」(適切な吸込水位:-2m~+10m)の時の最大押上げ高さは(表の値+6m)
となります。



■HPF型の銘板の見方
記号説明
例25HPE0.25S
20 HPF 5 .15 S
口径(mm)
機種記号(ポンプ型式)
周波数(0:インバータ、5:50hz、6:60hz)
出力(W)
相(S:単相、記載なし:三相)



■HPF型各部の名前と役割


ユニットカバー
側面の銘版を見てご注文どおりの品かどうか、
ご確認ください。
ユニットカバーは、ポンプをゴミ、ホコリ、風雨
などから保護します。また、ポンプの運転音が外に
もれるのを防ぎます。
圧力タンク(アキュムレーター)
ポンプ停止中に貯えた水を水栓へ送ります。
電動機(モーター)
吸込口
ケーシング
吐出し口
チェッキ弁
配管及びポンプ内の水の逆流や落水を防ぎます。
制御盤
ポンプの自動運転を行います。盤面には、電源/
異常/設定圧力 表示灯と、運転-停止/圧力設定
スイッチが付いています。
呼水栓
栓を外し、呼水します。
凍結防止ヒータ
フロースイッチ
ポンプの停止水量を検知します。
ケーシングカバー
圧力センサ
ポンプ内部の圧力を検知します。
リアクトル
ストレーナ
吸入配管の先端に取り付けて、ポンプに大きな異物が入る
のを防ぎます。



■故障かな?と思ったら

①修理を依頼する前に確認すること

水が出ない時、ポンプがひんぱんに回るようになった時は、修理を依頼する前に次の確認をしてください。
1、水が出ない時
(a)電源プラグがコンセントにしっかり差し込まれているが。
(b)故障ランプが点灯/点滅していないか。
(c)ブレーカーや漏電遮断機が作動していないか。
(d)呼水がしてあるか。呼水がされていなかったらポンプ内に呼水をしてください。
(e)停電時にポンプは作動しないので、水は出ません。
2、ポンプがひんぱんに回るようになった時
(a)配管、給水栓から水漏れしていないか。
(b)水洗トイレ、太陽熱温水器などのボールタップから水漏れしていないか。

異常と思わしき場所を直されましたら、もしくは異常が見つからなかった場合も、給水栓を一箇所開き、
運転スイッチを停止にした後で再び運転にするか、電源を遮断後に再投入してください。
もし一時的な不具合(低電圧、異物のかみこみなど)により制御回路が保護動作して停止したものであれば、
その後正常に運転します。

※再び異常な振動、運転をするようであれば、電源遮断・再投入での運転復帰作業をせずに電源を切り、
最寄の荏原ポンプ各営業所へお問い合わせいただくか、当店へお問い合わせください。


エバラポンプ各営業所お問い合わせ先一覧

■まるしば企画 お問い合わせ先
 ・お問い合わせフォーム
 ・mai:toiawase@aar.jp
 ・TEL: 070-4105-3809(担当者直通)
 ・FAX:05037308125


②異常表示、保護動作
異常内容を特定したら、③異常診断表を参照して対策を実施してください。
「異常ランプ」の点灯、点滅回数と異常内容は下表のとおりです。
No. 異常ランプ 異常内容 保護動作 復帰方法
1  点灯  インバーターとリップ
 電動機過負荷
自動停止 手動(停止または電源遮断)
2  点滅 1回/1サイクルの繰り返し    ポンプ過熱
3  点滅 2回/1サイクルの繰り返し  低水位 自動
4  点滅 3回/1サイクルの繰り返し  ポンプ過熱用温度センサ異常 自動運転継続
5  点滅 4回/1 サイクルの繰返し  圧力センサ異常 自動停止



異常診断表
故障の内容 原因 対策または点検内容 注意事項
水栓をあけても
水が出ない
・制御盤に電源が供給されていない
※電源ランプが消灯
・一次電源の結線を調べる ・電源が供給され、かつコネクタの差込みが確実であれば電源ランプが点灯します。
・制御盤へのコネクタの差し込み不十分
※電源ランプが消灯
・制御盤へのコネクタの差し込みの確認
・押上げ高さが高すぎる
〔押し上げ高さが圧力スイッチオン
圧力よりも高い〕
・押上げ高さの変更
・機種の変更
・押上げ高さは始動圧力設定値より低くないと自動運転できません。
・吐出し配管の詰まり ・ポンプ及び吐出し配管の点検 ・冬季には配管の凍結にも注意してください。
・インバータトリップ、電動機過負荷
保護のための自動停止
※異常ランプ点灯
〔摺動部(羽根車、メカニカルシール)へ
の異物噛み込み、
短絡、
欠相、
過電圧または不足電圧
上記、各原因による素子温度過熱〕
・電動機の手廻しの確認
・ポンプ内部の点検
・短絡、欠相の有無の確認
・電源異常の有無の確認
・故障原因を取り除いてから復帰させてください。
・ポンプ過熱保護のための自動停止
※異常ランプ点滅1回
〔ポンプ締切運転によるポンプ
内の水温上昇
ポンプ及び吐出し配管からの漏水で
ポンプ断続運転により水温上昇〕
・フロースイッチの点検
・圧力センサの点検・交換
・ポンプ及び吐出し配管の点検
・故障原因を取り除いてから復帰させてください。
・低水位による自動停止
※異常ランプ点滅2回
〔低水位用フロートスイッチ
を接続している場合のみ〕
・水位の点検 ・低水位用フロートスイッチによる自動停止は、水位が回復すれば自動復帰します。
・圧力センサ異常による自動停止
※異常ランプ点滅4回
・圧力センサの点検、交換 ・圧力センサ異常による自動停止は、故障原因を取り除けば自動復帰します。
・制御盤の不良 ・ 制御盤の点検、修理または交換
水栓を閉めても
ポンプが停止しない
・吐出し配管の漏れ ・吐出し配管の点検 ・吐出し配管で毎分 3 リットル以上の漏れがあると停止しません。
・フローチェッキへの砂詰まり ・フローチェッキの点検
・圧力センサの異常 ・ 圧力センサの点検・交換
・制御盤の不良 ・ 制御盤の点検、修理または交換
水を使用して
いないのに
ポンプが時々運転する
・吐出し配管の漏れ ・吐出し配管の点検 ・配管より毎分 3 リットル以下の漏れの場合は、配管内圧が低下する毎にポンプが始動します。
・フローチェッキへのゴミのかみ込み ・フローチェッキの点検
・圧力タンクの封入圧力低下 ・圧力タンクの交換
水の出が悪くなった
(給水量、給水圧力の低下)
・吸込全揚程が大きい ・水位の点検
・吸込み配管の詰まりを点検
・ポンプ性能の低下 ・羽根車(インペラ)及びケーシングの磨耗具合の点検
・砂取器の詰まり ・砂取器の点検
水の使用中ポンプが
時々停止・再始動する
・ポンプ過熱用温度センサ異常による
自動停止
※異常ランプ点滅3回
・ポンプ過熱用温度センサの点検、交換


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メンテナンス方法など

①日常の点検
※注意! 点検・修理の際は必ず制御盤運転スイッチを「停止」にして、電源プラグ(差込みプラグ)を抜くか電源ブレーカを「切」にしてください。また、ぬれた手で、制御盤に触れること、電源プラグ(差込みプラグ)の抜き差しや、電源ブレーカの入・切はしないでください。感電やけがをすることがあります。

(1) 振動や騒音などについて点検してください。
平常と異なる場合は事故の前兆ですので 、故障の原因と対策 の項を参照し、早めに処置をしてください。
そのために運転日誌をつけてください。

(2) 合わせ面からの水漏れの有無を確認し、取付ボルトを増締めしてください。

(3) メカニカルシールを使用しているため、軸封部からの水漏れは、正常ならばほとんどありません。
運転開始時、少々の水漏れが認められる場合でも、その状態で運転をしばらく継続させると水漏れが減ります。
それでも漏れが止まらない場合は、運転を停止してご点検ください。

(4) 圧力センサやフロースイッチ等が故障すると、ポンプが停止しない場合があります(良くある故障の症状です)。
ポンプ及び配管内の温度、圧力が上昇するなどの不具合が発生する恐れがありますので、定期的な点検の実施をお願いいたします。

※注意! 圧力センサとフロースイッチは、定期的に点検してください。
故障するとポンプが停止しなくなり、ポンプ内圧が上昇し、ケーシングなどが破壊する恐れがあります。

※注意! 圧力センサは、絶縁抵抗測定をしないでください。
電子機器を搭載し、または電子機器に接続されており、故障の原因になります。

(5) 圧力タンクの封入ガス圧力は、長期間ご使用になられますと、低下する場合があります。
封入ガス圧力が低下すると始動頻度が多くなりますので、その場合は圧力タンクを新品と交換してください
(圧力タンクの空気補充はできません。)

※注意! 圧力タンクは、3年を目安に交換してください。
内部のダイヤフラムが劣化します。
※ご使用環境によっては早めに劣化することもございます。
受水槽の洗浄液や消毒液は、絶対に給水ポンプ内に入れないでください。
取扱液の遊離残留塩素濃度が高い場合、内部のダイヤフラムが早期に劣化します。

(6) しばらくの期間ポンプを運転しない場合、メカニカルシールが固着し、ポンプが始動不能となる恐れがありますので、
ポンプを運転する際には、運転ランプが消灯しているのを確認し、電動機の軸端がドライバーで軽く回ることを確認してください。
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②HPF型の消耗部品 交換目安について

良くあるHPE型ポンプの部品交換時期についてご案内いたします。
以下の表はメーカー推奨の交換時期です。
ですが、あくまでご参考までにご参照頂けますようお願いいたします。
お使い頂いているポンプのご使用状況や、環境によって交換時期は変わってまいります。
ご承知置きのほどよろしくお願いいたします。
消耗部品 使用状態・状況や故障の現象など 目安交換時期
圧力タンク(アキュムレーター) ・ポンプ停止時間が極端に短くなった時。
・取扱液の遊離残留塩素濃度が大きい場合。
圧力タンク内部のダイヤフラムが、早期に劣化しますので早めに交換してください。
3年
制御盤 ・各運転の動作が不確実の場合。 5年毎
圧力センサ ・動作が不確実の場合。(モーターが回らないなど) 5年
フロースイッチ ・動作が不確実の場合。 3年
メカニカルシール ・ポンプから漏れが認められる場合。 1年、又は連続 8,000時間
チェッキ弁 ・動作が不確実の場合。 5年
密封玉軸受
(モータ内蔵)
・過熱したり、異常音が発生した時 。 3年、又は連続10000時間
羽根車 ・摩耗が激しい時、性能低下(水圧が上がらないなど)をきたした時。 随時
ケーシング ・摩耗が激しい時、性能低下(水圧が上がらないなど)をきたした時。 随時
ケーシングカバー ・摩耗が激しい時、性能低下(水圧が上がらないなど)をきたした時。 5年
各Oリング・パッキン ・分解・点検時、ボルトを増締めしても漏れが止まらない時。 随時
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荏原ホームポンプ・エバラフレッシャーミニ 変遷(へんせん)表



各機種(50Hz/60Hz)→HPE(インバーター式)
用途 出力 85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
2014年~
現行機種










125W 20HP5(6).12S 20HPSR5.12S 20HPN5.12S 20HPA5.12S 20HPE0.15S

20HPR5(6).12S 20HPSR6.12S 20HPN6.12S 20HPA6.12S
150W 20HP5(6).15S 20HPSR5.15S 20HPN5.15S 20HPA5.15S

20HPR5(6).15S 20HPSR6.15S 20HPN6.15S 20HPA6.15S
200W 25HP5(6).2S 25HPSR5.2S 25HPN5.2S 25HPA5.2S 25HPE0.25S

25HPR5(6).2S 25HPSR5.2S 25HPN5.2S 25HPA5.2S
200W
(三相)
25HP5(6).2

25HPR5(6).2
250W 25HP5(6).25S 25HPSR5.25S 25HPN5.25S 25HPA5.25S 25HPE0.25S

25HPR5(6).25S 25HPSR6.25S 25HPN6.25S 25HPA6.25S
250W
(三相)
25HP5(6).25 25HPSR5.25 25HPN5.25 25HPA5.25 25HPE0.25

25HPR5(6).25 25HPSR6.25 25HPN6.25 25HPA6.25
400W 32HP5(6).4S 32HPSR5.4S 32HPN5.4S 32HPA5.4S 32HPE0.4S

32HPR5(6).4S 32HPSR6.4S 32HPN6.4S 32HPA6.4S
400W
(三相)
32HP5(6).4 32HPSR5.4 32HPN5.4 32HPA5.4 32HPE0.4

32HPR5(6).4 32HPSR6.4 32HPN6.4 32HPA6.4
750W
(三相)
32HP5(6).75 32HPSR5.75 32HPN5.75 32HPA5.75 32HPE0.75

32HPR5(6).75 32HPSR6.75 32HPN6.75 32HPA6.75

HPF(インバーター式)→HPE(インバーター式)
 -
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
2014年~
現行機種
150W 20HPF0.15S 20HPE0.15S
250W 25HPF0.25S 25HPE0.25S

25HPE0.25
400W 32HPF0.4S 32HPE0.4S
400W(三相) 32HPF0.4 32HPE0.4
750W(三相) 32HPF0.75 32HPE0.75

HPF各機種一覧
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2004年発売~2013年まで
5機種(インバーター)
HPF型取扱説明書
pdf(909Kb)



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インバーター式
20HPF0.15S
25HPF0.25S
32HPF0.4S
32HPF0.4
32HPF0.75
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