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株式会社 荏原製作所

Q&A荏原ポンプHPE型についての良くある質問


荏原ポンプ総合案内ページへ

荏原ポンプユーザー様からの、故障やメンテナンスについて良くある質問をご紹介いたします。


こちらのページでは荏原ポンプHPE型の故障診断やメンテナンス方法についてご案内しております。故障かな?と思われた時にご参考になれば幸いです。


  目次

HPE型の基本情報、故障原因と対策、メンテナンスについて
HPE型の基本仕様
HPE型の仕様表
HPE型の銘板の見方
HPE型各部の名前と役割
故障かな?と思ったら
故障時の対策、メンテナンス方法など
 ①日常の点検
 
②電気配線
 
③配管について
HPE型の消耗部品 交換目安について
荏原ホームポンプ・エバラフレッシャーミニ 変遷(へんせん)表
荏原製作所営業所(問い合わせ先) 一覧のページ
新/旧汎用製品(汎用ポンプ、汎用送風機)の取扱説明書リンク集
荏原製作所 メーカーサイトリンク
HPE型 機種一覧 (各機種の部品をご提供しております)

  HPE型の基本情報、故障原因と対策、メンテナンスについて
HPE型の基本仕様
設置場所 屋内・屋外 ※1
取扱液 清水 0~40℃ ※2
最大吸上げ高さ -8m(20℃)
許容押込高さ 7m
ポンプ 形式 渦流ポンプ
軸封 メカニカルシール
軸受 密封玉軸受
主要構成
材料
ケーシング 鉛フリー銅合金
ケーシングカバー 鉛フリー銅合金
羽根車 銅合金(鉛除去表面処理)
主軸 ステンレス(接液部)
ユニットベース 合成樹脂
連結管 鉛フリー銅合金
電動機 永久磁石形同期電動機
制御盤 制御方式 インバータによる圧力一定制御
表示/スイッチ 電源/異常/設定モード 表示灯、運転-停止/圧力設定 スイッチ
電源 ※3 単相・100V(50/60Hz)
三相・200V(50Hz)、200/220V(60Hz)
圧力タンク ダイヤフラムタンク(1L)

※1 周囲温度-5~40℃、相対湿度 85%以下で結露なきこと、標高 1000m 以下、腐食性及び爆発性ガス、又は蒸気がないこと。
   ただし、高温連続状態の使用では、コンデンサの寿命が短くなる場合があります。

※2 清水とは、水道水、工業用水又は井戸水で、水温 0~40℃、pH5.8~8.6、塩素イオン濃度200mg/L 以下及び
   遊離残留塩素濃度 1mg/L 以下のものを意味します。

※3 電源電圧変動:±5%以内 電源周波数変動:±2%以内 電源電圧と周波数の同時変動:双方絶対値の和が 5%以内
   相間電圧アンバランス:2%以内(三相機種の場合)

〔仕様表〕
口径 機名 呼び
出力
(W)
相・電圧
(V)
消費
電力
(W)
定格
電流
(A)
要 目 吸上げ
高さ※1
(m)
始動
圧力
(m)
許容
押込
高さ
(m)
停止
水量
(L/min)
圧力タンク
給水量
(L/min)
全揚程
(m)
容量
(L)
(L)封入圧力
(MPa)
20
(Rc3/4)
20HPE0.15S 150 単相
100
245 3.8 15 24 -8 15 7 1.5 1 0.12
{1.2kgf/cm2}
25
(Rc1)
25HPE0.25S 250 390 5.6 25.5 26 18
25HPE0.25 三相
200
380 1.5
32
(Rc1 1/4)
32HPE0.4S 400 単相
100
595 8.3 30 32 23 0.18
{1.8kgf/cm2}
32HPE0.4 三相
200
565 2.2
32HPE0.75 750 895 3.4 50 32 23
※1 ポンプの吸上げ高さは、水温 20℃にて表示しています。
高温になると揚水しない場合があります。

〔標準附属品〕
・電源コード(2m,単相機種のみ)
・ストレーナ

〔特別附属品〕
・オプションボックス(外部信号出力用)
・BT 型圧力タンク(20L)
・砂取器(フィルタ部 70 メッシュ)

HPE型の銘板の見方
hpe銘板
記号説明
例25HPE0.25S
25 HPE 0 .25 S
口径(mm)
機種記号(ポンプ型式)
周波数(0:インバータ、5:50hz、6:60hz)
出力(W)
相(S:単相、記載なし:三相)

HPE型各部の名前と役割

hpe型各部の名前と役割

故障かな?と思ったら
症状 ここを確認してください
水栓を開けても水が出ない
※停電時は作動しません(水は出ません)。
源ランプが点灯していますか?
⇒消灯している場合は、電源が供給されていない可能性があります。
●電源プラグがコンセントに差し込まれているか、ご確認ください。
●ブレーカー、漏電遮断機が作動していないかご確認ください。
●(200V機種の場合)電源が結線されているか、ご確認ください。→こちらもご参照ください。
異常ランプが点灯していますか?
⇒「メカニカルシール固着による過負荷、砂・ゴミのかみ込みによる過負荷、短絡、
欠相、電源異常」が考えられます。
●電動機が手回しできるか、ご確認ください。
●その他、ポンプ内部の点検、短絡、欠相の有無確認、電源異常の有無確認が
必要です。サービス店などにご相談ください。
異常ランプが1回ずつ点滅していますか?
⇒「ポンプ締切運転によるポンプ内水温上昇」が考えられます。→こちらもご参照ください。
●フローチェッキの点検を行ってください。
●圧力センサの点検もしくは交換を行ってください。
異常ランプが2回ずつ点滅していますか?
※受水槽付で、低水位用フロートスイッチを接続している場合のみ。
⇒「低水位によるポンプの自動停止」が考えられます。
●吸い込み水位をご確認ください。
吐出し配管が詰まっていませんか?
※冬場は凍結の可能性もあります。
●ポンプ及び吐出し配管の点検を行ってください。→こちらもご参照ください。
押し上げ高さが高すぎませんか?
⇒ポンプの始動圧より押し上げ高さが高い場合、ポンプは始動しません。
●押し上げ高さをご確認ください。
水栓を閉めてもポンプが停止しない。
または、水を使用していないのにポンプが
時々運転する。
吐出し配管・給水栓からの漏れはありませんか?
※毎分3リットル以上の漏れがある場合、ポンプが停止しません。
※毎分3リットル以下の漏れがある場合、ポンプが始動・停止を繰り返します。
●吐出し配管、給水栓からの漏れをご確認ください。
吐出し配管・給水栓から、漏れがない場合。
⇒「フローチェッキの砂詰まり・ゴミの噛み込み(停止水量の検知不良、または、逆止め機能の不良)、
圧力センサ異常、圧力タンクの空気圧低下」が考えられます。→こちらもご参照ください。
●フローチェッキの点検を行ってください。
●圧力センサの点検・交換を行ってください。
●圧力タンクの交換を行ってください。
水の出が悪くなった。
(給水量、給水圧力の低下)
吸込み水位が低くありませんか?
●吸込み水位・吸込み配管の詰まりをご確認ください。
吐出し配管が詰まっていませんか?
●ポンプ及び吐出し配管の点検を行ってください。→こちらもご参照ください。
上記いずれにも当てはまらない
⇒ポンプ性能の低下が考えられます。
●羽根車(インペラ)・ケーシングの点検を行ってください。
水を使用中、ポンプが停止・再始動する
異常ランプが3回ずつ点滅していますか?
⇒「ポンプ過熱用温度センサ異常による自動停止」が考えられます。
●ポンプ過熱用温度センサの点検・交換が必要です。

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故障時の対策、メンテナンス方法など

日常の点検
※注意! 点検・修理の際は必ず電源を「切」にしてください。
ポンプの急始動で怪我をしたり、感電する恐れがあります。
またぬれた手で電源プラグの抜き差しや、電源の入・切をしないでください。

(1) 振動や騒音などについて点検してください。
平常と異なる場合は事故の前兆ですので 、故障の原因と対策 の項を参照し、早めに処置をしてください。
そのために運転日誌をつけてください。

(2) 合わせ面からの水漏れの有無を確認し、取付ボルトを増締めしてください。
電気配線の端子ビスに、緩みがないかどうか、確認してください。

(3) メカニカルシールを使用しているため、軸封部からの水漏れは、正常ならばほとんどありません。
運転開始時、少々の水漏れが認められる場合でも、その状態で運転をしばらく継続させると水漏れが減ります。
それでも漏れが止まらない場合は、運転を停止してご点検ください。

(4) 圧力センサやフローチェッキ等が故障すると、ポンプが停止しない場合があります(良くある故障の症状です)。
ポンプ及び配管内の温度、圧力が上昇するなどの不具合が発生する恐れがありますので、定期的な点検の実施をお願いいたします。
フローチェッキ弁体の弁棒部分に砂等が付着している場合は、十分にふき取ってください。

※注意! 圧力センサとフローチェッキは、定期的に点検してください。
故障するとポンプが停止しなくなり、ポンプ内圧が上昇し、ケーシングなどが破壊する恐れがあります。

※注意! 圧力センサは、絶縁抵抗測定をしないでください。
電子機器を搭載し、または電子機器に接続されており、故障の原因になります。

(5) 圧力タンクの封入ガス圧力は、長期間ご使用になられますと、低下する場合があります。
封入ガス圧力が低下すると始動頻度が多くなりますので、その場合は圧力タンクを新品と交換してください
(圧力タンクの空気補充はできません。)

※注意! 圧力タンクは、3年を目安に交換してください。
内部のダイヤフラムが劣化します。
※ご使用環境によっては早めに劣化することもございます。
受水槽の洗浄液や消毒液は、絶対に給水ポンプ内に入れないでください。
取扱液の遊離残留塩素濃度が高い場合、内部のダイヤフラムが早期に劣化します。

(6) しばらくの期間ポンプを運転しない場合、メカニカルシールが固着し、ポンプが始動不能となる恐れがありますので、
ポンプを運転する際には、運転ランプが消灯しているのを確認し、電動機の軸端がドライバーで軽く回ることを確認してください。
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電気配線

(1) 三相200V機種は、「6.外部接続図」又は制御盤カバー外面に貼り付けてある接続図により配線してください。
電源ケーブルは附属のブッシングを取り付けて、制御盤の引き込み口に固定してください。
(推奨ケーブル:HVCT 耐熱ビニルキャブタイヤケーブル/3芯/0.75mm2)
(注)各端子間の接触防止のため、圧着端子は絶縁被覆付丸型圧着端子(M3.5用)をご使用ください。

<施工上の注意>
施工上の都合により、附属のブッシングを使用しない場合には、引き込み部分を工事用隙間パテ(粘土)で埋めてください。
また、電源ケーブルに張力が掛からないように施工してください。
(2) 電動機の始動時には大きな電流が流れる場合がありますので、一次電源は、必ず専用配線としてください。
(3) 単相機種の専用コンセントは、定格 12A 以上のものを使用してください。
(4) 進相コンデンサは使用しないでください。
進相コンデンサを設置すると、コンデンサに高調波成分を含んだ電流が流れ、コンデンサに悪影響を与える恐れがあります。
(5) 接地(アース)と漏電遮断器を必ず取り付けてください。
 本体へのアース線は、アース端子を使用し、確実に接地してください。
漏電遮断機の種類
電源の相 単相 三相
定 格 電 圧 100V 200V
呼び出力 150W 250W 400W 250W 400W 750W
定 格 電 流 5A 10A 5A
定格感度電流 15mA 15mA
動 作 時 間 0.1sec以内 0.1sec以内
(6) 電動機の絶縁抵抗を測定してください。絶縁抵抗が 5MΩ以上あれば運転に支障ありませんが、
5MΩ以上あっても急に低下している場合は異常と考えられますので、楸瑛が必要です。

配管について
(1) 配管はなるべく短く、かつ曲がりを少なくし、漏れのないようにしてください。
配管が長く、曲がりが多いと配管抵抗が大きくなり、水の出が悪くなったり揚水不能となったりする場合があります。

(2) ポンプに、吸込配管や吐出し配管の荷重がかからないよう、配管支持をしてください。

(3) 吸込口にストレーナ(標準附属品)を取り付けて、異物混入を防止してください。
砂の多い井戸に使用する場合は、吸込側に砂取器(特別附属品)を取り付けてください。

(4) 分解や点検時に便利なよう、吐出し側配管に仕切弁を取り付けてください。
また、押込でご使用の場合は、吸込側にも仕切弁を取り付けてください。

(5) 据付場所によって、ポンプの吐出し口の位置を変更することができます。
(吐出し口の3箇所から選択してください。)
ご希望の吐出し口に相フランジ、他の吐出し口は閉止フランジをご使用ください。
ただし、水抜き栓(水抜きフランジ)は、吐出し口②または吐出し口③に取付けてください。
吐出し口①に取付けますと、水抜き栓を使用して水抜きを行う場合、ユニットベース内の水が
十分に抜けない恐れがあります。

(6) 吸込みと吐出し相フランジは、HPE 型に附属している相フランジを必ずご使用ください。
附属品より内径が大きい相フランジの場合、O リングシールが効かず、空気の吸込みや
水漏れが生じるおそれがあります。

(7) 相フランジはステンレス製のため、炭素鋼管(SGP 管)や黄銅製の継手を使用すると、
水質によっては、電食を生じ、漏水する可能性がありますので、絶縁ソケットの使用、
または、配管や継手材料の変更を、ご検討ください。



対応機種:20HPE0.15S/25HPE0.25S/25HPE0.25/32HPE0.4S/32HPE0.4 (呼び出力150W/250W/400W)


対応機種:32HPE0.75(呼び出力750W)

■HPE型の消耗部品 交換目安について

良くあるHPE型ポンプの部品交換時期についてご案内いたします。
以下の表はメーカー推奨の交換時期です。
ですが、あくまでご参考までにご参照頂けますようお願いいたします。
お使い頂いているポンプのご使用状況や、環境によって交換時期は変わってまいります。
ご承知置きのほどよろしくお願いいたします。
消耗部品 使用状態・状況や故障の現象など 目安交換時期
圧力タンク(アキュムレーター) ・ポンプ停止時間が極端に短くなった時。
・取扱液の遊離残留塩素濃度が大きい場合。
圧力タンク内部のダイヤフラムが、早期に劣化しますので早めに交換してください。
3年
制御盤 ・各運転の動作が不確実の場合。 5年毎
圧力センサ ・動作が不確実の場合。(モーターが回らないなど) 5年
フローチェッキ ・動作が不確実の場合。(ポンプのモーターが止まらなくなる、オンオフを繰り返すなど) 3年
メカニカルシール ・ポンプから漏れが認められる場合。 1年、又は連続 8,000時間
電動機 ・過熱したり、異常音が発生したとき。 3年、又は連続10,000時間
羽根車 ・摩耗が激しい時、性能低下(水圧が上がらないなど)をきたした時。 5年
ケーシングカバー ・摩耗が激しい時、性能低下(水圧が上がらないなど)をきたした時。 5年
各Oリング ・分解・点検時、ボルトを増締めしても漏れが止まらない時。 随時
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荏原ホームポンプ・エバラフレッシャーミニ 変遷(へんせん)表



各機種(50Hz/60Hz)→HPE(インバーター式)
用途 出力 85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
2014年~
現行機種










125W 20HP5(6).12S 20HPSR5.12S 20HPN5.12S 20HPA5.12S 20HPE0.15S

20HPR5(6).12S 20HPSR6.12S 20HPN6.12S 20HPA6.12S
150W 20HP5(6).15S 20HPSR5.15S 20HPN5.15S 20HPA5.15S

20HPR5(6).15S 20HPSR6.15S 20HPN6.15S 20HPA6.15S
200W 25HP5(6).2S 25HPSR5.2S 25HPN5.2S 25HPA5.2S 25HPE0.25S

25HPR5(6).2S 25HPSR5.2S 25HPN5.2S 25HPA5.2S
200W
(三相)
25HP5(6).2

25HPR5(6).2
250W 25HP5(6).25S 25HPSR5.25S 25HPN5.25S 25HPA5.25S 25HPE0.25S

25HPR5(6).25S 25HPSR6.25S 25HPN6.25S 25HPA6.25S
250W
(三相)
25HP5(6).25 25HPSR5.25 25HPN5.25 25HPA5.25 25HPE0.25

25HPR5(6).25 25HPSR6.25 25HPN6.25 25HPA6.25
400W 32HP5(6).4S 32HPSR5.4S 32HPN5.4S 32HPA5.4S 32HPE0.4S

32HPR5(6).4S 32HPSR6.4S 32HPN6.4S 32HPA6.4S
400W
(三相)
32HP5(6).4 32HPSR5.4 32HPN5.4 32HPA5.4 32HPE0.4

32HPR5(6).4 32HPSR6.4 32HPN6.4 32HPA6.4
750W
(三相)
32HP5(6).75 32HPSR5.75 32HPN5.75 32HPA5.75 32HPE0.75

32HPR5(6).75 32HPSR6.75 32HPN6.75 32HPA6.75

HPF(インバーター式)→HPE(インバーター式)
 -
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
2014年~
現行機種
150W 20HPF0.15S 20HPE0.15S
250W 25HPF0.25S 25HPE0.25S

25HPE0.25
400W 32HPF0.4S 32HPE0.4S
400W(三相) 32HPF0.4 32HPE0.4
750W(三相) 32HPF0.75 32HPE0.75

HPE各機種一覧

荏原ポンプフレッシャーミニHPE型
現行機種2014年発売~6機種(インバーター)
HPE型取扱説明書
pdf(1.4Mb)
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インバーター式
20HPE0.15S 25HPE0.25 25HPE0.25S

32HPE0.4 32HPE0.4S 32HPE0.75S

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