いらっしゃいませ

へようこそ! 

当店では各種ポンプ関連商品、配管洗浄剤などを取り扱っております。




株式会社 荏原製作所

FAQ荏原ポンプHPA型についての良くある質問


荏原ポンプ総合案内ページへ

荏原ポンプユーザー様からの、故障やメンテナンスについて良くある質問をご紹介いたします。


こちらのページでは荏原ポンプHPA型の故障診断やメンテナンス方法についてご案内しております。故障かな?と思われた時にご参考になれば幸いです。


  目次

HPA型基本情報と故障の原因と対策、メンテナンスについて
HPA型の基本仕様
HPA型の銘板の見方
HPA型各部の名前と役割
故障かな?と思ったら
 ①修理を依頼される前に確認すること
 
②異常表示、保護動作
 
③異常診断表

保守メンテナンス方法など
 ①日常の点検
 ②ポンプの長期運転休止と保管について
 ③HPA型の消耗部品 交換目安について

荏原ホームポンプ・エバラフレッシャーミニ 変遷(へんせん)表

荏原製作所営業所(問い合わせ先) 一覧のページ

新/旧汎用製品(汎用ポンプ、汎用送風機)の取扱説明書リンク集

荏原製作所 メーカーサイトリンク

HPA型 機種一覧 (各機種の部品をご提供しております)

  HPA型の基本情報、故障原因と対策、メンテナンスについて
HPA型の基本仕様
〔仕様表〕
Hz 口径 機名 呼び
出力
(W)
相・電圧
(V)※1
要 目 最大吸上げ
高さ※2
(m)
標準押上げ
高さ
(m)
許容
押込み
高さ
(m)
停止
水量
(L/min)
圧力タンク
給水量
(L/min)
全揚程
(m)
容量
(L)
(L)封入圧力
(MPa)
50 20
(Rc3/4)
20HPA5.12S 125 単相100 10 26.5 8 7 5以下 1.5 1 0.06
{0.6kgf/cm2}
20HPA5.15S 150 単相100 10 30.5 8 7以下
25
(Rc1)
25HPA5.2S 200 単相100 12 32 10 0.09
{0.9kgf/cm2}
25HPA5.25S 250 単相100 14 34.5 12
25HPA5.25 三相200
32
(Rc1 1/4)
32HPA5.4S 400 単相100 16 42 14 2 0.12
{1.2kgf/cm2}
32HPA5.4 三相200
32HPA5.75 750 三相200 20 63 18
60 20
(Rc3/4)
20HPA6.12S 125 単相100 10 25.5 8 7 5以下 1.5 1 0.06
{0.6kgf/cm2}
20HPA6.15S 150 単相100 10 28 8 7以下
25
(Rc1)
25HPA6.2S 200 単相100 12 31.5 10 0.09
{0.9kgf/cm2}
25HPA6.25S 250 単相100 14 35 12
25HPA6.25 三相200
32
(Rc1 1/4)
32HPA6.4S 400 単相100 16 46 14 2 0.12
{1.2kgf/cm2}
32HPA6.4 三相200
32HPA6.75 750 三相200 20 61 18
標準附属品 電源コード(2m、単相機種のみ)・ストレーナ
取扱液 清水 0~40℃
(清水とは、水道水、工業用水又は井戸水で、水温 0~40℃、pH5.8~8.6、
塩素イオン濃度200mg/L 以下及び   遊離残留塩素濃度 1mg/L 以下のものを意味します。)
設置場所 屋内・屋外
(周囲温度-5~40℃、相対湿度 85%以下で結露なきこと、標高 1000m 以下、
腐食性及び爆発性ガス、又は蒸気がないこと。)
※1  電源電圧変動:±5%以内
    電源周波数変動:±2%以内
    電源電圧と周波数の同時変動:双方絶対値の和が 5%以内
    相間電圧アンバランス:2%以内(三相機種の場合)
※2  ポンプの吸い上げ高さは水温20℃にて表示してあります。高温になると揚水しない場合があります。

HPA型の銘板の見方

ポンプ機名の所に「20HPA5.12S」と型式が刻印されています。
ポンプ機名の記号説明
例25HPE0.25S
20 HPA 5 .12 S
口径(mm)
機種記号(ポンプ型式)
周波数(5:50hz、6:60hz)
出力(W)
相(S:単相、記載なし:三相)

HPA型各部の名前と役割
ユニットカバー
側面の銘版を見てご注文どおりの品かどうか、
ご確認ください。
ユニットカバーは、ポンプをゴミ、ホコリ、風雨
などから保護します。また、ポンプの運転音が外に
もれるのを防ぎます。
電動機(モーター)
フローチェッキ
ポンプの停止水量を検知します。また、配管
及びポンプ内の水の逆流や落水を防ぎます。
連結管(ベース裏面)
ベース下に連結されポンプケーシングよりHPN,HPSR対応
吐出し口に送水するための部品です。
凍結防止ヒーターも付いています。
制御盤
ポンプの停止水量を検知します。
また、配管及びポンプ内の水の逆流や落水を防ぎます。
ケーシング
圧力スイッチ
ポンプの始動圧力を検知します。
吐出しフランジ
呼水栓
栓を外し、呼水します。
ケーシングカバー
圧力タンク(アキュムレーター)
ポンプ停止中に貯えた水を水栓へ送ります。
吸込フランジ
ストレーナ
吸入配管の先端に取り付けて、ポンプに大きな異物が入る
のを防ぎます。
・凍結防止ヒータ(フローチェッキ下制御盤側、連結管)
凍結の恐れがあるとき、自動的に2箇所のヒーターが作動して
ケーシングを暖め、ポンプの凍結を防ぎます。


故障かな?と思ったら(HPA型 異常診断表)

①修理を依頼する前に確認すること


水が出ない時、ポンプがひんぱんに回るようになった時は、修理を依頼する前に次の確認をしてください。
1、水が出ない時
(a)電源プラグがコンセントにしっかり差し込まれているが。
(b)異常ランプが点灯/点滅していないか。
(c)ブレーカーや漏電遮断機が作動していないか。
(d)呼水がしてあるか。呼水がされていなかったらポンプ内に呼水をしてください。
(e)停電時にポンプは作動しないので、水は出ません。
2、ポンプがひんぱんに回るようになった時
(a)配管、給水栓から水漏れしていないか。
(b)水洗トイレ、太陽熱温水器などのボールタップから水漏れしていないか。

異常と思わしき場所を直されましたら、もしくは異常が見つからなかった場合も、給水栓を一箇所開き、
電源プラグかブレーカーで電源を一度切った後、再び電源をいれてください。
もし、一時的な不具合(低電圧、異物の噛み込みなど)により制御回路が保護動作して停止していたものであれば
その後正常に運転します。
※再び異常な振動、運転をするようであれば、電源遮断・再投入での運転復帰作業をせずに電源を切り、
最寄の荏原ポンプ各営業所へお問い合わせいただくか、当店へお問い合わせください。


エバラポンプ各営業所お問い合わせ先一覧
まるしば企画 お問い合わせ先

 ・お問い合わせフォーム
 ・mai:toiawase@aar.jp
 ・TEL: 070-4105-3809(担当者直通)
 ・FAX:05037308125


②異常表示、保護動作
異常内容を特定したら、③異常診断表を参照して対策を実施してください。
「異常ランプ」の点灯、点滅回数と異常内容は下表のとおりです。
No. 異常ランプ 異常内容 保護動作 復帰方法
1  点灯  電動機過負荷/瞬時過電流 自動停止 手動(停止または電源遮断)
2  点滅1回/1サイクルの繰り返し    ポンプ過熱
3  点滅2回/1サイクルの繰り返し  低水位 自動
4  点滅3回/1サイクルの繰り返し  ポンプ過熱用温度センサ異常 自動運転継続

異常診断表
故障の内容 原因 対策または点検内容 注意事項
水栓をあけても水が出ない ・制御盤に電源が供給されていない
※電源ランプが消灯
・一次電源の結線を調べる ・電源が供給されているときは電源ランプが点灯しています。
・押上げ高さが高すぎる
〔押し上げ高さが圧力スイッチオン圧力よりも高い〕
・圧力スイッチの調整、計画を再検討する ・押上げ高さは圧力スイッチON圧力より低くないと自動運転できません。
・吐出し配管の詰まり ・ポンプ及び吐出し配管の点検 ・冬季には配管の凍結にも注意してください。
・過負荷、過電流のための自動停止
※異常ランプ点灯
〔メカニカルシールの固着による過負荷。
ポンプ内への砂、ゴミなどによる過負荷。
過電流〕
・電動機の手回しの確認
・ポンプ内部の点検
・短絡、欠相の有無の確認
・電源異常の有無の確認
・故障原因を取り除いてから復帰させてください。
・過熱運転保護のための自動停止
※異常ランプ点滅1回
〔ポンプ締切運転によるポンプ内の水温上昇〕
・フローチェッキの点検
・圧力スイッチの点検
・故障原因を取り除いてから復帰させてください。
・低水位による自動停止
※異常ランプ点滅2回
〔低水位用フロートスイッチを接続している場合のみ〕
・水位の点検 ・低水位用フロートスイッチによる停止は、水位が回復すれば自動復帰します。
・制御回路以上による温度ヒューズの動作
〔回路遮断によりポンプ停止〕
・温度ヒューズの導通チェック
〔温度ヒューズ動作時→導通なし〕
・温度ヒューズが動作した場合は、制御盤と温度ヒューズを交換してください。
水栓を閉めてもポンプが停止しない ・吐出し配管の漏れ ・吐出し配管の点検 ・吐出し配管で毎分1.5リットル以上の漏れがあると停止いません。
・フローチェッキへの砂詰まり ・フローチェッキの点検
水を使用していないのにポンプが時々運転する ・吐出し配管の漏れ ・吐出し配管の点検 ・配管より毎分1.5リットル以下の漏れがある場合は、配管内圧が低下する毎にポンプが始動します。
・フローチェッキへのゴミのかみ込み ・フローチェッキの点検
・圧力タンクの封入圧力低下 ・圧力タンクの交換
水の出が悪くなった(給水量、給水圧力の低下) ・吸込全揚程が大きい ・水位の点検
・吸込み配管の詰まりを点検
・ポンプ性能の低下 ・羽根車(インペラ)及びケーシングの磨耗具合の点検
・砂取器の詰まり ・砂取器の点検
水の使用中ポンプが時々停止・再始動する ・ポンプ過熱用温度センサ異常による自動停止
※異常ランプ点滅3回
・ポンプ過熱用温度センサの点検、交換


メンテナンス部品をご入用の方はこちらをクリック



保守メンテナンス方法など

日常の点検
※注意! 基本的に修理技術者以外の人は、絶対に分解したり修理・改造は行わないでください。
また、保守整備の際は説明書を良く読み、警告・注意事項を遵守するようお願いいたします。
ポンプの故障の他、感電や怪我の恐れがあります。

日常点検について
(1) 振動や騒音などについて点検してください。
平常と異なる場合は事故の前兆ですので 、故障の原因と対策 の項を参照し、早めに処置をしてください。
そのために運転日誌をつけてください。

(2) 電動機の絶縁抵抗を定期的に測定してください。
絶縁抵抗値は1MΩ異常あれば運転に支障がありませんが、1Ω以上あっても急に低下し始めている場合は異常と考えられますので修理が
必要です。

(3) 合わせ面からの漏れの有無を確認し、取付ボルトを増し締めしてください。
(4) 圧力スイッチやフローチェッキ等が故障すると、ポンプが停止しない場合があります(良くある故障の症状です)。
その際、ポンプ及び配管内の温度、圧力が上昇するなどの不具合が発生する恐れがありますので、定期的な点検の実施をお願いいたします。
フローチェッキ弁体の弁棒部分に砂等が付着している場合は、十分にふき取ってください。

※注意! 圧力スイッチとフローチェッキは、定期的に点検してください。
故障するとポンプが停止しなくなり、ポンプ内圧が上昇し、ケーシングなどが破壊する恐れがあります。

(5) 圧力タンクの封入ガス圧力は、長期間ご使用になられますと、低下する場合があります。
封入ガス圧力が低下すると始動頻度が多くなりますので、その場合は圧力タンクを新品と交換してください
(圧力タンクの空気補充はできません。)

※注意! 圧力タンクは、3年を目安に交換してください。
内部のダイヤフラムが劣化します。
※ご使用環境によっては早めに劣化することもございます。
受水槽の洗浄液や消毒液は、絶対に給水ポンプ内に入れないでください。
取扱液の遊離残留塩素濃度が高い場合、内部のダイヤフラムが早期に劣化します。

(6) しばらくの期間ポンプを運転しない場合、メカニカルシールが固着し、ポンプが始動不能となる恐れがありますので、
電動機のエンドキャップを外し、ドライバーで軽く回ることを確認してください。
メンテナンス部品をご入用の方はこちらをクリック

ポンプの長期運転休止と保管について
※警告! 運転休止の際は、必ず電源プラグを抜くか、電源を「切」にして、ポンプ内の水を抜いてください。
滞留水が腐敗し、雑菌が流出する恐れがあります。
また、絶縁劣化による感電や漏電、火災の原因にもなります。

※注意! 冬季などで凍結の恐れがある場合は、保温・ヒーター取付・排水などにより凍結防止を行ってください。
ポンプ停止中に内部の水が凍結してポンプが破損する恐れがあります。
冬季などでポンプの停止中、内部の水が凍結するとポンプが破損する恐れがあります。
必ず保温するかケーシングカバー、吸込、吐出しフランジと閉止フランジ(2箇所)を外してポンプ内部の水を排水してください。
また、長期運転休止後、ポンプを再稼動する際は、ポンプ、配管内の残水を排出するため、しばらくの間、ポンプを運転させてからご使用ください。

HPA型の消耗部品 交換目安について

以下の表はメーカー推奨の交換時期です。
ですが、あくまでご参考までにご参照頂けますようお願いいたします。
お使い頂いているポンプのご使用状況や、環境によって交換時期は変わってまいります。
ご承知置きのほどよろしくお願いいたします。
消耗部品 使用状態・状況や故障の現象など 目安交換時期
圧力タンク(アキュムレーター) ・ポンプ停止時間が極端に短くなった時。
・取扱液の遊離残留塩素濃度が大きい場合。
圧力タンク内部のダイヤフラムが、早期に劣化しますので早めに交換してください。
3年
プリント基板 ・各運転の動作が不確実の場合。 5年毎
圧力スイッチ ・設定が不確実の場合。 3年
フローチェッキ ・動作が不確実の場合。(ポンプのモーターが止まらなくなる、オンオフを繰り返すなど) 3年
メカニカルシール ・目視できるほどポンプから漏れが認められる場合。 1年、又は連続 8,000時間
密封玉軸受
(モータ内臓)
・過熱したり、異常音が発生したとき。 3年、又は連続10,000時間
羽根車(インペラ) ・摩耗が激しい時、性能低下(水圧が上がらないなど)をきたした時。 3年
ケーシング ・摩耗が激しい時、性能低下(水圧が上がらないなど)をきたした時。 5年
ケーシングカバー ・摩耗が激しい時、性能低下(水圧が上がらないなど)をきたした時。 5年
各Oリング ・分解・点検時、ボルトを増締めしても漏れが止まらない時。 分解時
メンテナンス部品をご入用の方はこちらをクリック


 

荏原ホームポンプ・エバラフレッシャーミニ 変遷(へんせん)表



各機種(50Hz/60Hz)→HPE(インバーター式)
用途 出力 85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
2014年~
現行機種










125W 20HP5(6).12S 20HPSR5.12S 20HPN5.12S 20HPA5.12S 20HPE0.15S

20HPR5(6).12S 20HPSR6.12S 20HPN6.12S 20HPA6.12S
150W 20HP5(6).15S 20HPSR5.15S 20HPN5.15S 20HPA5.15S

20HPR5(6).15S 20HPSR6.15S 20HPN6.15S 20HPA6.15S
200W 25HP5(6).2S 25HPSR5.2S 25HPN5.2S 25HPA5.2S 25HPE0.25S

25HPR5(6).2S 25HPSR5.2S 25HPN5.2S 25HPA5.2S
200W
(三相)
25HP5(6).2

25HPR5(6).2
250W 25HP5(6).25S 25HPSR5.25S 25HPN5.25S 25HPA5.25S 25HPE0.25S

25HPR5(6).25S 25HPSR6.25S 25HPN6.25S 25HPA6.25S
250W
(三相)
25HP5(6).25 25HPSR5.25 25HPN5.25 25HPA5.25 25HPE0.25

25HPR5(6).25 25HPSR6.25 25HPN6.25 25HPA6.25
400W 32HP5(6).4S 32HPSR5.4S 32HPN5.4S 32HPA5.4S 32HPE0.4S

32HPR5(6).4S 32HPSR6.4S 32HPN6.4S 32HPA6.4S
400W
(三相)
32HP5(6).4 32HPSR5.4 32HPN5.4 32HPA5.4 32HPE0.4

32HPR5(6).4 32HPSR6.4 32HPN6.4 32HPA6.4
750W
(三相)
32HP5(6).75 32HPSR5.75 32HPN5.75 32HPA5.75 32HPE0.75

32HPR5(6).75 32HPSR6.75 32HPN6.75 32HPA6.75

HPF(インバーター式)→HPE(インバーター式)
 -
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
2014年~
現行機種
150W 20HPF0.15S 20HPE0.15S
250W 25HPF0.25S 25HPE0.25S

25HPE0.25
400W 32HPF0.4S 32HPE0.4S
400W(三相) 32HPF0.4 32HPE0.4
750W(三相) 32HPF0.75 32HPE0.75

HPA各機種一覧

荏原ポンプフレッシャーミニHPA型
2007年発売~2013年まで16機種
HPA型取扱説明書
pdf(7.95Mb)

50Hz
20HPA5.12S 20HPA5.15S 25HPA5.2S 25HPA5.25S

25HPA5.25 32HPA5.4S 32HPA5.4 32HPA5.75
60Hz
20HPA6.12S 20HPA6.15S 25HPA6.2S 25HPA6.25S

25HPA6.25 32HPA6.4S 32HPA6.4 32HPA6.75
個人情報の取扱いについて 特定商取引法に関する表示